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【Notion板書のすすめ】Notionで実現する板書の効率的運用

板書をデジタル化することのメリットたくさんありました。

Yusuke Sugino
Yusuke Sugino

published on 2023-09-15

Notionというドキュメンテーションアプリで板書の共有を行なっています。体験として非常に良かったため、共有します。

プログラムを手書きで板書、ココが辛い。。

  • 手書きするには長く、自動補完がされないため時間がかかる
  • シンタックスハイライト(色がつく機能)やが効かないため、可読性が非常に悪い
  • コピペができない
    また、
  • URLの共有が簡単にできない
  • 板書の内容が保存されない。それ付随して過去の板書を使い回せない
  • 黒板のサイズという物理的な制約を受ける
  • チョークで手が汚れる

これらの問題をNotion板書で解決する

上に挙げた点はプログラムの板書に限らず、他教科の板書において共通するものも含まれます。そしてこれらの問題を解消してくれるのが、最近流行りのドキュメンテーションアプリ「Notion」を利用した板書です。
問題テキストドキュメントに加えて、表やリンクカードを生成できたりとリッチな表現が可能です。学校の設備・制度さえ許せば、Notion板書の導入によって大きな恩恵が受けれるのではと思い書きます。

数あるアプリケーションの中でなぜNotionなのか?

  • リアルタイム
    Google Docsで事足りると思う方もいらっしゃると思われます。自分も当初はGoogle Docsを使用していましたが、断然Notionをお勧めします。

Notion板書による効率化

Notion板書の導入によって果たされる効率化は、大きく分けてこの3つの観点から説明する事ができます。

  1. 板書の可読性と速度の向上
  2. 板書のストック性
  3. 板書の検索性及び再利用性

順次、それぞれの観点に基づく詳しい解説を加えます。

1/ 可読性と板書スピードの向上

「可読性」という言葉はあまり一般的な言葉ではないかもしれませんが、意味としては読んで字の如く字の読みやすさのことを指します。いくら内容的に優れている板書であっても、文字が読めなければ、当然意味を成しません。
手書きの場合、一般にスピードと字の綺麗さはトレードオフの関係にあります。一方で、デジタルで文書を作成する際はその限りではありません。Notionに限らずデジタルで行う強みとして、可読性を損なわず高速に記述できる点が挙げられます。再利用性の項目で言及しますがコピー&ペーストを使えることや、urlや画像の挿入が容易に行えるというのがあります。

  • 文字の上手い下手に関わらず、美しい板書を書きやすい
  • 生徒と黒板の位置関係によって、板書の見やすさが変動しない
  • 重要事項の強調表示や色分けが容易に可能

幼少の頃に習字を習っていたにも関わらず壊滅的に汚い自分ですが、お陰様でカバーできています。

またプログラムを板書するにあたっては、シンタックスハイライトが自動で効かせられるというのが大きなメリットです。参考までに、ハイライトが効いているプログラムとそうでないプログラムの比較画像を掲載しておきます。


markdown-it + Prism.jsでシンタックスハイライトより出典

シンンタックスハイライトが有りの場合と無しの場合、どちらが読みやすいか?は、一目瞭然です。

2/ 板書のストック性及び検索性の向上

第2にデジタル板書のメリットとして、板書のアーイブおよび再利用が容易なことが挙げられます。これは教師側・生徒側双方にとってメリットがあります。

  • 板書は消えずにストックされ続けるため、適切な場所に保管することで過去の板書を見返すことができる。
  • アーカイブすることで、同じ内容の板書は書く必要がなくなる。
  • 教師側: コピー&ペーストで瞬時に再利用可能である
  • 関連のある過去の板書にメンションを飛ばすことができる
  • 検索

3/ 板書の再利用性の向上

デジタル板書のメリットとして挙げられるのは再利用性です。デジタル板書にすることで板書の効率が高まります。

  • リンクを挿入でき、WEB教材へ迷いなくアクセス可能
  • コピー&ペースト過去の板書を再利用可能
  • 黒板のように物理的な制約を受けず、座ったまま板書が書ける。
  • 物理的な制約を受けない

特にプログラミングの授業ではWEBサイトにアクセスしてもらう機会が多いので、簡単にURLを共有できるかどうかは非常に重要なファクターです。

Notion板書に伴う2つの導入コスト

教師側・生徒側双方にとって快適なことは間違いありませんが、その導入にあたってボトルネックが存在します。Notion板書によって得られる恩恵と導入に必要なイニシャルコストとを天秤にかけて考える必要があります。
大きく分けて次の2つのイニシャルコストが発生する事が予想されます。

1/ アカウントのセットアップにかかるコスト

兎にも角にも大きな関門となるのが最初に行うアカウントのセットアップです。時間のロスを覚悟する必要があるでしょう。各自でアカウントを作成し、全員に対して招待を送る必要があります。生徒各自で招待のメールを確認・承認してワークスペースに入ることができます。
文字に起こすとそうでもなく感じますが、いざやってみると手間がかかります。
いまだにベストプラクティスは分かりません。
生徒の属性にもよりますが1クラス分の人数がいるので、アカウントの作成から苦戦するという人も当然出てきますが予想されます。事前にQRコードを用意するなど工夫次第で工程を簡略化することは可能です。それでも、

2/ Notion自体の学習コスト

Notionの基本的な使い方を覚える必要があるという意味で、教師側・生徒側双方学習コストが発生します。
板書を適切に管理する必要があります。そのため、特に教師側がPCに明るくない場合、多大な学習コスト発生する事が考えられます。

前提となる学校の設備条件について

Notion板書を導入するには、学校の設備として最低限次の二つの条件を満たしている必要があります。

  • Notionを利用できるデバイス: 生徒に対してiPadやChromebookなど支給されていること。(スマートフォンは閲覧に適さない)
  • Wifi環境: 学校内にWifi環境が整備されていること

板書のView Template

最後に自分が使っているViewをテンプレートにして公開します。試行錯誤していますが、情報量を詰め込みすぎると混乱してしまうので、極力シンプルに保つようにしています。